演劇ユニット together again
『父と暮せば』仙台公演
作 井上ひさし、 演出・ト書き読み 宇都宮裕三
かの「名作」の準ドラマリーディング公演、二人芝居です。
昭和23年。広島。三年前の原爆投下で全て失ってしまった娘の元に「あの日なくなったはずの父」が現れる。恋心を固く封印し心を閉ざす娘と、父親との間の軽妙なやり取りから「あの8月の日」が、一つ、また一つと鮮烈な形で浮かび上がってくる。
これは単なる朗読劇などでは決してありません。
台本を前に役者二人が、ほぼ台詞を覚えてしまった状態でリアルな会話劇を演じ、役の感情を一時間二十分生き切ります。
見た人が皆一様に「リーディングでこれほど感動するとは思わなかった」と言う、感情移入しやすい独特の上演形態です。
照明、音楽、音響効果もダイナミックに駆使し、最後のクライマックスでようやく役者は台本を離れ生身で向き合い演じ合う、それもごく自然な形で。
かなり激しく感情移入を伴うその舞台は、幾度となく立ち芝居を超える感動を客席に呼び起こしてきました。
今年の夏、「あの8月」が、また巡って来ます。
日程
2014年8月17日(日) 13:00-、 16:00-
※開演の20分前よりミニライブあり
会場
仙台市民活動サポートセンター 地下一階シアター
※別日程で、東京、北海道公演あり
料金
前売、当日とも2,000円
出演
若林正(大沢事務所)、板垣桃子(劇団桟敷童子)
[ミニライブ出演]
金子成一
スタッフ
作 井上ひさし
演出・ト書き読み 宇都宮裕三
音響 金子成一
チラシ写真 斎藤亮一
チラシデザイン 佐藤智恵
[仙台公演スタッフ]
照明 西邑太郎
協力 boxes inc.、矢口めぐみ、すずき桂子
Webサイト