フライヤーセレクション2016 結果発表


ご投稿頂いた皆さま、この記事をご覧頂いている皆さま、関心を寄せてくださった皆さま、ありがとうございます。

仙台演劇カレンダー3度目となりますフライヤーの人気投票企画、今回は、27名の方々から29作品に対してご投稿を頂きました。ご投稿いただいた皆様、本当にありがとうございます。前回とさほど変わらない数となりました。編集部としては徐々にでも伸びていってほしいところ…。次回以降、頑張って参りたいと思いますので、ぜひお力添えをお願いいたします。

では早速、集計結果とお寄せいただいたコメントを発表いたします。
なお、コメントのご記名につきましては、年代と、活動・職業の記載に統一いたしました。

まずは第5位から。同率5位が2作あります。

【第5位】
演劇企画集団LondonPANDA vol.6s
『おふとんのなか』

LondonPANDAのチラシからは期待感と、よくわからない感がにじみ出ていました。良い意味で。(20代、主に演劇関係)

東京から仙台に拠点を移して初の公演でしたLodonPANDA。主宰の大河原準介さんには取材を受けて頂き、当サイトにインタビュー記事も掲載しました。宣伝美術は土谷朋子(citronworks)さん。

【第5位】
言言(KotoKoto)第三回公演
『いやむしろわすれて草』

作品と直接関係しない、しかしそこには確かに作品の世界観が滲み出ていて、これだけでお客さんの想像を膨らませることができる秀逸なデザインだと思う。(20代)

フライヤーセレクション常連、前回1位の言言(KotoKoto)、今回は5位入賞となりました。公演情報のクレジットにはありませんが、宣伝美術は変わらず佐々木一美さんとのことです。

第3位も同率で2作です

【第3位】
すんぷちょ舞台公演2016
『FRaGment』

象徴的な黄色がすべてを語るような、色に力点を置き、余計なことを注意深く排除した潔さを感じる作品です。ダンス公演のフライヤーということも意識されていて、リズム感が良いことも、観劇前にこちらの気分を弾ませる良い呼び水になっています。(30代、劇場制作)

インパクトとリズムがあって、ユーモラスで少しえたいが知れなくて興味を惹く、良いフライヤーだと思いました。(30代、舞台裏方)

宣伝美術は三月文庫。リズム感や色使いのほか、A4からはみ出る変型の版であることもインパクトの一因になっていました。

【第3位】
柿喰う客
『虚仮威』仙台公演


宣伝美術は 山下浩介さん。初来仙の柿喰う客がランクイン。作品にもマッチした不気味さが印象に残ったようです。

【第2位】
東北大学学友会演劇部2015年度卒業公演
『アネモスタットの点検』

表絵を見るとどんな作品なのかワクワクしました。個人的には裏面が少し細かいように感じました。(20代、会社員)

宣伝美術は加藤幹子さん。演劇部としては唯一のランクイン。暖かみのあるイラストで、イラスト自体にも物語を感じるフライヤーでした。

第1位は

【第1位】
コメディアス 第2回公演
『トートラインがゆるんだら』

表面の絵が素敵なのと、裏面の情報量が適切な上に文字の組み方がよかったです。(30代、派遣社員)

個人的にコメディアスのフライヤーは温かくて緻密な世界観が好きです!(20代、学生)

宣伝美術は三澤一弥さん、フライヤーイラストは加藤幹子さん。タイトルにある「トートライン」は、ひもやロープの結び方「トートライン・ヒッチ(張り綱結び、自在結び)」のこと。その結び目が一番手前で存在感を発揮しています。作品自体も「ロープコメディ」とのことで、裏面も含めあちこちにロープがフィーチャーされたフライヤーでした!

さて、今年も僭越ながら、編集部からも賞をお贈りいたします。こちらは人気投票ではなく、編集部一同で協議を繰り返し、フライヤー自体の美術性、機能性についても評価をして選出いたしました。

編集部大賞
すんぷちょ舞台公演2016『FRaGment』


 宣伝美術は三月文庫。過去にも様々なフライヤーデザインを手がけておられます。
 黄色い背景に配されたユーモラスで少し不気味な黒い人々が、コマ送りのリズムのようでもあり、複数人がみな似たようでそうでもない様子のようでもあり、それぞれ、ダンスの動きや、「すべての人にアートを」を標榜するすんぷちょの重視する社会の構成人員の多様性を想起させるのがコンセプトとして素晴らしいです。
 変型の版型もうまく活かした点、インパクトのある表面、色づかいなど洒脱にまとまっていつつも一部を斜め組にしたり動きのある人物写真を配するなどして遊びのある裏面など、フライヤーとしての完成度も高いです。

そして、今年はもう一つ

編集部特別賞

加藤幹子さん

 東北大学学友会演劇部2015年度卒業公演『アネモスタットの点検』と、コメディアス 第2回公演『トートラインがゆるんだら』のイラストを手がけました、加藤幹子さんに、今回特設されました、特別賞を贈ります。
 加藤幹子さんは昨年のフライヤーセレクション2015でも、東北大学学友会演劇部2014年度卒業公演『レ・ミゼラブル』で第3位を、東北大学学友会演劇部部内ユニットコメディアス凱旋公演『ファイナルカウントダウン』で編集部の学生演劇部門賞を、それぞれ獲得しておられます。これだけ好評を博しているのに編集部として何もしないわけにはいかない、と背中を押され、賞の特設と授賞に至りました。今後もますますのご活躍をお祈りしています!

学生部門賞について

今年度は、学生部門賞を設けませんでした。これは「該当なし」ということではありません。むしろ学生の皆さまの活躍に敬意を示し、垣根を設けず編集部大賞にて全作品公平に選出致しました。
以下に経緯を記します。

2016年は学生演劇が熱かった。
それは一般投票の結果をご覧頂いても納得頂けるかと思います。
とうほく学生演劇祭も第3回を迎え、その勢いは衰えることなく、合同公演へ発展したりと、むしろ増しているように感じています。
先日も、他地域ではありますが、岩手県西和賀町で行われたギンガクにて、仙台の学生ユニット「はかばか」が観客投票1位を獲得しました。
また、今回フライヤーセレクションにご回答頂いた方27名のうち、16名が10〜20代の方でした。
この結果は、仙台演劇カレンダー自体をご利用頂いている方の年齢層も影響しているかもしれませんが、フライヤーセレクションを各種SNSで発信してくださった10代20代の方が多かったことも起因していると思います。弊団体の一企画をともに盛り上げて頂いたこと、大変感謝しております。
上記のようなことがあり、学生演劇をわざわざ部門に分ける必要はないのではないかという判断のもと、このような決断に至りました。
今後も学生の皆さんのご活躍を、さらにそこから仙台演劇が発展して行くことを願っております。

他にも多くのご推薦を頂きました

一般からのご投稿で、上の6作品の次に推薦数の多かった、以下の8作品につきましても、ぜひ本年のヘッダの一部として掲載させて頂きたく考えております。

さんぴん 国道四号線 夏祭り巡業公演 in 仙台『NEW HERO』〜仙台、道の上より〜

さんぴんのチラシは他の制作物も手作り感のある、親しみを持てるものになっていたと思います。 (20代、主に演劇関連)

劇団 短距離男道ミサイル18発目 裸の古典シリーズ#2 『R.U.R.~Life, only life is only naked rules-生命が、ただ、生命だけが裸です-~』

あらすけさんのイラスト、力強すぎる!
自宅の玄関の重たいスチールドアに貼っています。
街中で、あらすけさんの作品をもっと目にすることが増えることを心から願っております。
地下鉄東西線のように、某大手広告会社になんか頼らずとも、素晴らしいアーティストを沢山見いだしていって欲しいものです。
演劇関係者の皆さま、応援しています!(30代、主婦)

Team HacCLose 第1回公演『思った以上に、閉じています』

阿佐ヶ谷スパイダースPresents 『はたらくおとこ』仙台公演

宮城教育大学演劇部第22回本公演#60 『アスタと青の魔法』

不思議少年 全国縦断ツアー 『棘/スキューバ』仙台公演

表紙もさることながら、内側のツアー場所の地図がただの日本地図ではなく全体のデザインとリンクしていて良かったです。作りがちょっとしたパンフレットみたい。(20代、会社員)

東北大学学友会演劇部 2016年度新入生歓迎公演 『八月の犬は二度吠える』

八月の犬のフライヤーは劇の雰囲気そのものをよく感じ取れるので大好きです!(20代、学生)

ハイバイ 『おとこたち』仙台公演

観る前は面白そうだなっていう印象だけだったのが、観劇後は、あの作品がこのフライヤーに全て詰まっているじゃないかと思えた。(20代)

今回の結果を受けまして、来年度のページトップ画像を作成いたします。公開まで今しばらくお待ちください。(4/7公開いたしました。
ご推薦を頂戴しなかった作品の中には、残念ながら惜しいと感じるフライヤーも多かった昨年でしたが、入賞作、受賞作のような素敵なフライヤーにも出会えたこと、大変喜ばしく、頼もしく思っております。
お客様との最初の接点となることが多いフライヤー。本年も、昨年以上に素敵な作品に出会えますように願っております。

今後とも、仙台演劇カレンダーをどうぞよろしくお願いいたします。

ヘッダ画像2017のお披露目(4/8公開いたしました。)

フライヤーセレクション2016開始時の記事
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