新しい企画、若手紹介のインタビューシリーズを始めます。
交流の機会の減ったここ数年が、活動初期にあたった今の若手は、それ以前に活動の基礎を固められた世代よりも、難しい状態にあります。
支えるにも繋がるにも、まずは、どんな人がいるのか知ることから、始めるのが良さそうです。
なぜ今「若手」に?
若手とはつまり次世代です。先達としては、若手の活動は豊かであってほしいですし、苦境とあらば、手を差し伸べる必要があると感じています。今は苦境であり、手を差し伸べることができる、と感じたからです。
2020年2月からしばらくの間、主に新型コロナウィルス感染症のために、舞台の公演が行われない、または、なにかというと中止になる、という状況が続きました。生で観る舞台作品が、なんとなく、また否応なく、縁遠くなっていたように思われます。実に寂しい、残念なことです。が、最近は、そうした逆境にも対処対策が、大変な努力と、コストと、犠牲との上に、工夫され、徐々にまた、舞台作品が、安定して、上演されるようになってきました。ご関係の皆様に最大限の敬意を表します。手放しで喜んでだけいられる状況でもありませんが、まずは大変喜ばしいことです。
さて、そうした昨今、数年前までに比べて、やや見えづらくなりがちと思われますのが、新しい動き、中でも若手の活動です。上記に加え、人が集まることが少なかったため交流や相互認知の機会が少なく、特に活動開始記の滑り出しからもう一歩あたりが難しい、と感じます。今は、既存の演劇活動者や観劇者の世代と、若手の演劇活動者世代を繋ぎ、若手の演劇活動者世代同士の相互認知の一助にもなることが、活動の豊かさのために当サイトができることの一つである、と感じています。
上の世代が手を差し伸べて支えるにも、若手同士が手を取り合って活動を豊かにするにも、まずは知ることです。
当シリーズは、今の宮城の演劇の若手に、どんな人がいて、どんなことを考えて、どんなことをしているのか? を明らかにしてまいります。
舞台を観に行ったり一緒に作ったりするきっかけになりましたら、これに勝る喜びはありません。
現在鋭意準備中です。開始の暁には、どうぞよろしくお願いいたします。